採話/哺乳類/昭和中期 第2話 母と飼い犬 Posted on 2018-10-24 by doubututohito / 0件のコメント 母は、隣町のはたおり工場で、働いていた。夜勤明けの朝になると、飼い犬は、ひとりで、母をむかえに出ていく。そして、ふたり一緒に歩いて帰ってくるのが、つねだった。 (昭和20年代・石川県)
採話/虫類/平成後期 第1話 魂を運んでくるもの Posted on 2018-10-23 by doubututohito / 0件のコメント 不思議なことに、蝶々が、家の中に迷い込んでくると、きまって、親せきの訃報が入ってくるのだ。だから、私は、蝶々が、家の中に入ってくると、あわてて、外へと追い出す。 こんなこともあった。お葬式の間中、蝶々が、遺族のそばをまと...