カテゴリー: 虫類
88 西光亭のクッキー箱
今年も春が来ました。 ついつい心浮き立ってしまいます。今年の桜は例年よりだいぶ早いそうです。ふっくらとした花芽が、ひとつふたつと咲き始めると、あとは怒涛のような花見シーズンが到来します。家の近所のソメイヨシノも年をとりあ...
本24 せかい いち おおきな うち
この本の副題は、「りこうになった かたつむりの はなし」。 「せかいいち おおきなうちが ほしいな」と言ったちびかたつむりに、お父さんが話してきかせます。以下、要約。 むかし、同じようなちびかたつむりがいて、世界一大きな...
83 ムシトリスミレ
葉っぱには、無数の小さな毛が生えていて、なんとなくしっとりしています。下側の葉っぱに虫がくっついているの見えますか? ムシトリスミレの隣にある多肉植物は、花うらら(プリドニス)です。ただいま、黄色い可愛い花を咲かせていま...
82 とんぼ柄の湯呑
昭和そのままの陶器屋さんは、丁寧に清潔に整えられて、たくさんの種類の陶器が並んでいました。その中で、渋めのとんぼの湯呑を購入。女性の手に合うくらいの小さめのサイズで、口のあたりもよく、お茶も美味しい。一服して、ちょっと休...
第114話 朝の公園
朝、公園を散歩する。葉っぱがさわさわ揺れている。偶然かもしれないけれど、挨拶を交わしている感覚がある。歩きながら気になる葉っぱを触っていく。「おはよう」って愛情を葉っぱに渡しているから、葉っぱからも愛情を渡されているよう...
本5 「小さな生きものたちの不思議なくらし」
私にとって、雑草や虫たちは、よく見かけるが故に、よく観察することも少ない、知らないことだらけの生きものです。暑くなってきて草が伸びたなとか、屋外の物をどけたら虫がたくさんいてびっくりしたなとか、ひとつの場面に遭遇したく...
第111話 大きなオニヤンマ
はっきりはわからないけど小学生だったのは覚えている。授業が始まってしばらくしたら、クラスの一人が、「先生、黒板の上に何か乗ってます」って言うんだよ。先生が、「ん?」と思って見てさ、みんなも見てさ、先生がそれをつまんで降...
第104話 ハチが嫌いな理由
ハチが嫌いな理由は、何も考えずに刺してきそうだからである。ハチには人間の理論が通じない。恐怖の根本は、それである。それに加えて、ハチは刺し逃げする。やられたからにはやり返してやりたいが、すでにハチは飛び去っている。例え...
第102話 蟹とバーベキュー
小学生の夏休み、父親の社員旅行にくっついて行きました。海の近くの民宿に泊まり、その庭で、バーベキューをしながら、大人たちは昼間からお酒を飲み、子供らは近くの海で遊んでいました。 僕は、海の防波堤の壁で、ちいちゃな蟹を...