2020年、コロナ禍によりステイホームが余儀なくされた時期に「タビとナツのおはなし」が掲載されました。祖母と孫娘が共作した絵本です。この絵本は評判を呼び、その後も度々登場してくれて、私たちを明るい気持ちにさせてくれました。
今回は、母親のKさんによる3年ぶりの2匹の近況です。ほっこりしますよ~!
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我が家に2匹を迎えて、4年が経ちました。口に大怪我を負っていて、1週間も生きれるのかわからないと言われたなつと、奇跡的に無傷で保護されたたび。
やんちゃで好奇心旺盛だけどとても怖がりで優しい女の子のたび。時にクール、時に超甘えん坊でやきもち焼き、激しい動きは苦手なお嬢様タイプのなつ。保護された当初は、同じ場所にいたので姉妹なのかと思っていましたが、顔も性格もまったく似ていないので血縁関係はないのかもしれません。
普段はあまり一緒にはおらず、ちょっとしたことで猫プロレスが始まることも多いのですが、どちらかが病院へ行っていたりするととても鳴いたり、何かあるとお互いを気にするそぶりも。なんだかんだで良い同居猫の関係のようです。
たびと一緒に寝たいなつと、ひとりで寝るのが好きなたび。
彼女たちが我が家に来てくれた翌年にコロナ禍となり、重く苦しい日常が続きました。
いつまで続くのか先の見えない生活に、気持ちが追いつかないこともありました。
ただ、たびとなつが同じ空間にいてくれる、私たちを必要としてくれている。
そんな2匹の存在にどれだけ助けられたことか。
あっという間に4歳になり、人間年齢で言うと30代だとか??
妹だったのにずいぶん年上のお姉さんになった、と娘たちと笑っています。
我が家に来て幸せ、と思ってもらえてたら良いなあ。
これからも、ずっと一緒に健やかに過ごしていけたらと願っています。
(埼玉県・令和5年)