通るたびに見ていたツバメの巣が、空っぽになっていた。つい数日前まで、親ツバメが、往復していたのだけど。今年も、色々な場所で、ツバメの巣を見かけた。駅の防犯カメラの上、酒屋の外灯の上、道の駅の建物のひさしの下、商店街のビルのビニールひさしの角の下、休憩所のトイレの天井はし、など。
ツバメのフンの落下対策もそれぞれで、注意喚起のポスターや、床に新聞紙が敷かれてポールで囲まれていたり、酒屋の外灯では、ビニール傘の内側に新聞紙を広げたものが、巣の下につるされているのを見かけた。
ツバメの子が、盛んに口をあけて鳴いている姿は、かわいい。親ツバメが、往復する姿は、かいがいしい。私が写真を撮っていたら、後ろでは、同じくカメラを持った青年が、私がどくのを待っていました。
(令和1年・東京都)