「A bird can fly. So can I」から始まり、「自分もできるよ!」と女の子が、動物たちのキュートな特性を、まねてみせる絵本です。もちろん本当に鳥のように空を飛べるわけではありませんが、「I can fly(わたしのやり方でね!)」とやってしまう女の子は、とても頼もしく素敵。韻を踏んだリズミカルな文章も、まるで子どもの楽しいひとりごとのように聞こえてきます。
この本の絵を描いたメアリー・ブレアさんも有名ですが、文章を書いたルース・クラウスさんの詩的な想像力も好きです。「ぼくはきみで きみはぼく」では、想像力豊かな子どもたちの世界がたっぷり楽しめます。現実の入り込む余地なんてないくらいどっぷり。「愛と友情」の話で、どうぶつの本ではありませんが。