明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
もう少し縁起のいい顔をしてくれていたらと思うような、あるいは、中島敦の「山月記」を思い起こしてしまうような、渋い顔をした虎笛です。圧が強くない感じがいいですね。この虎笛の底には、「弘前」/「37.1」と書いてあります。
うちの実家だけかもしれませんが、買ってきた製品の裏に、買ってきた日付を書いていたことを思いだしました。あの記憶の中だけにあるこげ茶色の低いテーブルの裏にも日付が書いてあったなあ。それ(日付)を見ると、タイムマシンに乗ってきたような、不思議な年月の経過を感じます。またやってみようかな。年月が飛ぶように過ぎる昨今、その時のしるしが貴重に感じられます。
昨年も、お世話になりました。
今年も、どうぞ気長に、お付き合い頂けましたら、ありがたく存じます。
よろしくお願い致します。