64 糸通し機 ヒヤール

糸通し機「ヒヤール」/名古屋生まれ

どうやら、昭和40年代ごろの発明品らしいのですが、古道具屋で見つけた時にはすでに使える状態ではなく、飾りだねぇ、とのこと。機能性と見た目の可愛さの両立が、昭和らしいなあと感じます。少し触るだけでも壊れそうな危なっかしさで、やはり眺めて楽しむだけですが、何か役割があって使われていたと考えると、ただの置物とはちょっと違う、感心するという感覚です。

ネットの記事によると、頭あるいはしっぽの穴に針を刺しこみ、羽を押すと、糸が通るそうです。ちょっと試してみましたが、仕組みが分かりませんでした…。背中は針山になっています。針に糸を通すだけのために、この可愛さを作るとは、すごいです。

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