本4 「子どもと一緒に見つける生きものさんぽ図鑑」

監修:NPO法人自然観察大学/永岡書店/2021年発行

今度散歩にでかけたら、途中ちょっとの間 立ち止まってみましょう。

屋根の上や木を見上げたり、道ばたに咲く花に顔を近づけたり、しゃがんで地面を観察したり、小川や池の水の中をのぞいたり、耳を澄まして自然の音を聞いたりすれば、そこはきっと 生きものの気配があります。 

私たちの周りには、驚くほどたくさんの種類の生きものがいます。色も形も大きさもすべて違いますが すべてがひとつの命。

すべてが地球の上で私たち人間と一緒に暮らしている 「生きもの」という同じ仲間です。

本書「はじめに」より引用

このようなブログをやっていながら、実は全然、私は、生きものに詳しくありません。名前も基本的なことも、あやふやです。でも、興味はあるんです。この本は、身近で見られる200種類の生きものを紹介しています。全ページカラーで、写真も豊富で見やすいですし、説明文やコラムも面白い。

散歩をしていても、頭の中は考え事ばかりで、鳥や虫を見かけても、背景の一つとしてしか見ていない。でも、その名前や特徴を知ってみると、なんだか急に、同じひとつの命として、親近感がわいてきて、今、一緒にこの場に生きているのだなぁと、人間族の孤独が(オーバーですが)、癒されるような気がします。耳を澄ますと、車の音の隙間から、鳥の声が聞こえてきます。身近な鳥は、カラスやハトばかりじゃない、小鳥もたくさん見られることにも気がつきました。頭の中が一杯で、見えてなかっただけですね。頭の中からここに、戻ってくるための方法として、五感を活用して、生きものの気配を感じることも、ひとつの手かもしれません。そして、もうちょっと知りたくなったら、図鑑を開いてみてるのもいいかも。名前を一つ知るだけでも、嬉しくなります。住宅街や公園・水辺等、場所によっても、会える生きものが変わってきますよ!

NPO法人 自然観察大学のホームページ →こちら

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