本16 「ちいさないきものと日々のこと」

編集/もりのこと・渡辺尚子
装画/ 片桐水面
2018年初版・もりのこと文庫1

いきものとの暮らしは、

さもない毎日が楽しいし、

いなくなってからもまた、

思い出すことがたくさんあって、

良いものだと思う。

「ちいさないきものと日々のこと」より抜粋

ページを開いてすぐに記してある言葉です。その通りだなあ、と思います。

こちらは、東京・西荻窪にある「もりのこと」の特別企画展「君と暮らせば-ちいさないきものと日々のこと」(2018年2月)を記念して編まれたもので、15人による15のエッセイが寄せられています。

それらエッセイは、友人からそっと聞かせてもらったようなお話で、ちいさないきものとの大切な日々が、この困難な時代の、ひとつの灯りになるのかもしれないと、希望を少し感じるのです。

この冊子には、楽しいお話もあれば、悲しいお話もあります。けれども、深い悲しみのなかにさえ、我々を照らしてくれるあえかな光が宿っているように感じられます。その光が、古来よりずっと、人といきものがともに暮らし続けられた鍵ではないかと、ふと思うのです。

「あとがき」より抜粋

我が家のちいさないきものたちは、今日も、よく食べ、甘えて、騒ぎ、私の隣に座ってくれる。あえかな光でいてくれる。

片桐水面さんの装画もすばらしく、数枚のカラーの挿絵も貼り付けられていて、誠実で美しい冊子だなあ!

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