東京・目黒区駒場にある日本民藝館を訪れた際に購入しました。
職人の手作業で染める注染(ちゅうせん)の手拭とのこと。日本製・綿100%で、なんだか懐かしい良い香りがします。そして、涼し気ですよね。素晴らしいデザインと丁寧な手仕事に感嘆します。
日本民藝館に行くのは初めてでしたが、何度でも訪れたくなる魅力的な場所でした。建物も展示されている民藝品たちも、主張するわけでもなく静かに存在していて、美術館のアート作品とはまた別の用途があるものの美(用の美)とはこの様なものなのか…と思ったりしました。
古くからの日本の民藝品(世界の民藝品)を中心に展示されていましたが、もちろん、民藝は今も続いており、各地に素晴らしい作品が生み出されています。そのいくつかを、ミュージアムショップで購入することもできます。私はそこで手拭を買ったのですが、欲しくなるようなものがたくさんありました!
訪れた日は風が強く木や建具が揺れる音が聞こえ、古い木材の匂い、少し暑い室内、緩やかな照明の中を巡り、窓の外には雨水がたまっている大きな水瓶、室内には誰かが何かを込めて作った衣服、陶器、木工品など、眺めていると、人類の経てきた過去が今と繋がって、生々しく感じられるような実感がありました。人は、物を作り続けてきたのですね。
日本民藝館 ⇒ 日本民藝館 (mingeikan.or.jp)
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