85 棟方志功 版画手拭

棟方志功 手拭「松と鷹」/ぎんざ たくみ
「松と鷹」

東京・目黒区駒場にある日本民藝館を訪れた際に購入しました。

職人の手作業で染める注染(ちゅうせん)の手拭とのこと。日本製・綿100%で、なんだか懐かしい良い香りがします。そして、涼し気ですよね。素晴らしいデザインと丁寧な手仕事に感嘆します。

日本民藝館に行くのは初めてでしたが、何度でも訪れたくなる魅力的な場所でした。建物も展示されている民藝品たちも、主張するわけでもなく静かに存在していて、美術館のアート作品とはまた別の用途があるものの美(用の美)とはこの様なものなのか…と思ったりしました。

古くからの日本の民藝品(世界の民藝品)を中心に展示されていましたが、もちろん、民藝は今も続いており、各地に素晴らしい作品が生み出されています。そのいくつかを、ミュージアムショップで購入することもできます。私はそこで手拭を買ったのですが、欲しくなるようなものがたくさんありました!

訪れた日は風が強く木や建具が揺れる音が聞こえ、古い木材の匂い、少し暑い室内、緩やかな照明の中を巡り、窓の外には雨水がたまっている大きな水瓶、室内には誰かが何かを込めて作った衣服、陶器、木工品など、眺めていると、人類の経てきた過去が今と繋がって、生々しく感じられるような実感がありました。人は、物を作り続けてきたのですね。

日本民藝館 ⇒ 日本民藝館 (mingeikan.or.jp)

ぎんざ たくみ ⇒ 銀座たくみ (ginza-takumi.co.jp)

全国の民藝館 ⇒ 全国の民藝館 | 日本民藝協会 (nihon-mingeikyoukai.jp)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA