第63話 都会の馬の仕事

60年以上も前のおはなしです。

東京品川でも山の手の住宅地です。道路がまだ舗装されていなかった時代です。東京でもまだ多くの家は汲み取り式のトイレでした。その為、各家の汚物(尿便は)、桶に汲みとられて、その桶は、大きな馬がひく荷車にのせられて運ばれていくのです。馬は通った後にはこれまた大きなふんが落ちていました。その汚物はどこへ運ばれ処分されていたのか馬はどこにかわれていたのか、不思議でなりません。

文章:本人

(昭和20年代・東京都品川)

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