7月に入り、暑さが堪えます。スーパーで買ったアイスも帰ってきたときには柔らかくなっていて、美味しさが半減した状態で食べました。冷やしなおす手間も惜しむほど、暑さで私はやられていました…
この辺りでは夏の夜空に星が見えることはまれですが、子どものとき、田舎で見た夜空は本当にきれいでした。たくさんの星が光って見えました。
今回の絵本では、夜空の星がなぜあんなにもピカピなのか…その訳がわかりますよ。
主人公のブタノくんは、大学を出たばかりで就職口が見つからず困っていました。そんな時、ふと見つけた求人の貼り紙に引き寄せられて、星みがきの仕事を始めます。
ボートに乗って夜空に漕ぎ出し、汚れた星を抱えてゴシゴシみがきます。その中でも、一番の楽しみは、ほしみがき仲間と力合わせて、お月様をみがくことです。「ほんとに なんて いい しごとなんだろう」ブタノくんは心の底からそう思います。
でも、大学の同級生に「もっと ちゃんとした しごとを すべきじゃないかな」と言われてしまいます。
そんなことを言われたブタノくん、荒れてしまいます。それ以来、仕事にもいかずケンカしてばかり…
この同級生、アドバイスのつもりか、マウントをとってきたのか。大きなお世話ですが、ブタノくんにとってはショックでした。気持ち分かります。
そんなある日、ブタノくんは、考えます。星を見上げながら…
仕事観は人それぞれだけど、なんていい仕事なんだと心の底から思えるなんて、素晴らしいと思うよ。がんばれ、ブタノくん。