採話/虫類/昭和中期 第39話 セミとり・とりもち編 Posted on 2019-01-18 by doubututohito / 0件のコメント 近所の竹やぶからとってきた長い竹の葉っぱを落として、手作りの竹竿を作る。その竹竿の先っぽに、買ってきたとりもちを、べったりつける。それを、裏の山まで持っていって、高い木にとまっているセミを、ひょいとくっつけてとる。とりもちから、セミの翅を、うまいことはがして、大抵の場合、そのまま逃がす。セミを捕まえることが、あそびの目的だから、とったあと、何をするってわけでもないのだ。 (昭和20年代・東京都品川区) doubututohito doubututohito の投稿をすべて表示