本18 ピーターラビットのたのしい料理

ビアトリクス・ポター 画  フレデリック・ウォーン社 編 北野佐久子 訳 /1993年 発行/福音館書店

「ピーターラビットのおはなし」が生まれたのは、1900年頃のイギリス。ですので、今の日本の発想とはちょっと違っているのが、新鮮。材料は、簡単に手に入るシンプルなものですが、作り方は、本場ならでは。料理名も、絵本らしくてユニークです。

例えば、「ご健康を祝って乾杯のためのレモネード」の作り方

材料は、レモン 大2個、ハチミツ 大さじ3、水(お湯) 500cc、氷 6個。耐熱容器に、薄切りにしたレモンとハチミツを入れ、沸騰させたお湯をレモンの上からそそぎます。ハチミツを溶かし、スプーンの背でレモンを押しつぶして、汁を絞り出します。容器に蓋をして、1時間そのまま置き、それを濾して種と皮を取り除いたら、氷の入った水差しに入れて、冷やします。

なんだか、とても美味しそう!

もう一つ、ご紹介。「ジェレミー・フィッシャーどんのチョウチョウのサンドイッチ」

作り方

食パンを、チョウチョウの形に切って、バターを薄く塗り、輪切りにしたニンジンを羽根の柄に、二つに切ったピクルスを胴体にして飾ります。他にも、二十日大根の輪切りを羽根の飾りにして、ハムの細切りを胴体にしたり、チョコレートクリームをパンに塗って、バナナの輪切りを羽根の飾りに、オレンジの皮の千切りを胴体に、など、色々、応用できます。ちなみに、切ったパンの端っこも、サンドイッチにして食べます。

自分でも、二十日大根バージョンを作ってみましたが、思った以上にシンプル。でも、羽をパタッと折って食べるのは、なかなか良いものです。味も、パリパリして、美味しかったです。

ちなみに、ジェレミー・フィッシャーどんはカエルです。

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