8月下旬、神代植物公園で、青いハチを見たと聞いて、驚いた。この世に青いハチがいるなんて、想像だにしなかった。見てみたい。そこで、9月はじめ、公園の芝生広場、むらさき色をしたパンパスグラスの近くにある花壇まで、見に行った。目撃情報を予め入手していたので、まっすぐ向かう。女性の方がすでにいて、カメラをかまえていた。見ると、小さな、青色と言うより、柔らかな青むらさき色をしたハチが、花のまわりを飛び回り、とまっては、蜜をすっている。カメラの女性が、「青いハチ。」と、笑いかけてきたので、「そうですね。」と、うなずく。私は、満足した。その花壇には、他のハチや蝶も、たくさん飛び回っていた。帰り、芝生広場を横切ると、青々と、広々と、気持ちが良かった。
※写真は情報を教えてくださった方から、提供して頂きました。
(令和1年・東京都調布)